記事を読んでくださっている方々、誠にありがとうございます。
今回は2022年3月18日に発売されました、「FFオリジン」をプレイしてみた感想を記事にしました。
このゲームの正式名称は「STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN」なんですけど、名前が長すぎて記事にタイトルつける時に「STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN」だけで他のキーワードがほとんど入れられないので「FFオリジン」って呼びます。
エルデンリングやHorizon新作等の超話題作の陰に隠れてしまっている本作ですが、開発チームが仁王シリーズと同じところだそうで仁王大好きなので、ちょっとやってみたいなと思って購入しました。
FINAL FANTASYシリーズは11と14以外はクリアしたことはあるんですけど1と2と13は1回クリアしたきりなのでもうすっかり忘れちゃいました。
現在の評価はあまり高くない本作ですが、自分で実際にプレイしてみたので少しでも購入を迷っている方の参考になればすごく嬉しいです。
機種はPS4でまだクリアはしておらず、プレイ時間は10時間ほどです。
クリア後にもまた感想記事を作成したいです。
クリアしたのでクリア後の記事も作成いたしました。
「STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN」の公式HPはこちら→https://www.jp.square-enix.com/sopffo/
目次
FFオリジン、面白い
ねぇ、ちょっと、こんなに面白いと思ってなかったわよ。
感想記事書いといてこんなこと言うのもどうかと思うんですけどやっぱり気になったゲームは自分でプレイしてみないとですよ。
戦闘、育成、ステージ攻略も操作やシステムに大きな不満はなく、むしろ楽しんでプレイしています。
タイトルにFINALFANTASYの名を冠してはいますが本作のジャンルはARPGとなっています。
そして仁王のような所謂「死にゲー」ではありません。
仁王シリーズは元々高い難易度を上げることしかできませんでしたが、FFオリジンは難易度をノーマルな状態から下げることも出来るのでかなりとっつきやすいです。
なんとイージーを更に易しくする設定まで用意されています。
もちろん難易度を上げて仁王のような高難度にすることもできるので幅広い調整が可能です。
仁王シリーズの開発チームって仁王の時もすごくユーザーに寄り添ったアップデートをしてくれたりと、かなりプレイヤーに親切だったのですごく嬉しいです。
ただステージ攻略中のグラフィックが粗いです。
グラフィックに関しては別の項目で説明します。
ではFFオリジンの良い点と残念な点を少しだけ細かく書いていきます。
良い点
仁王のコンパチじゃなかった
僕は体験版をプレイしていなくて、回復の動作とかを見てすごく仁王感が強く見えたんですけど、
実際にプレイしてみると全然仁王じゃありませんでした。
レベルの上げ方も戦闘システムも全然違います。
しかし装備を集める楽しさなど仁王で好評だった部分はしっかりと受け継いでいました。
そして思ってたよりもちゃんとFINAL FANTASY要素があり、
・パーティーを組んでステージを攻略
・ジョブシステムを基にしており、育成して上位のジョブを解放できる(クラスチェンジ)
・敵によって物理攻撃と魔法攻撃や属性の使い分けが有効
・FFおなじみのモンスターが多数
・FINAL FANTASYシリーズのアレンジされたBGMが使用されている
・城や街があり、ちゃんと人々が暮らしている様子が描かれている
・ポーション、ゴブリン、クリスタル
というように
ただ「初代FFを舞台とした仁王」ではなく、FFの要素がしっかりと組み込まれていて「思ってたよりもずっとFINAL FANTASYだ」と思いました。
あとこのゲーム、ロードが早いです。
多彩な戦闘スタイルと爽快感で飽きないバトル
動きはかなり軽快でスピード感は仁王に近いです。
しかしシステム面は全く別物で、かなりとっつきやすく爽快感があるバトルを楽しめます。
例えば、体力のほかにブレイクゲージというものがあって、それを削れば体力を0にしなくても「ソウルバースト」というアクションで敵にとどめを刺すことが出来るようになっています。
この「ソウルバースト」でガンガン敵を蹴散らしていくのがとにかく気持ちいいんです。
雑魚敵ではモーションも動画ほど長くないのでストレス解消にはぴったりです。
僕も試算表の作成でイライラした時は課長のメガネとパソコンにソウルバーストをガンガンキメていきたいと思います。
ブレイクゲージはプレイヤー側にも存在しており、敵の攻撃に合わせてタイミングよくボタンを押すと「ソウルシールド」と呼ばれるカウンターのようなアクションを使ったり、回避やガードをすることで消費されていきます。
このブレイクゲージは、他のゲームであればスタミナゲージやSekiroをプレイしたことがある方であれば「体幹ゲージ」のようなものだと思っていただければイメージしやすいです。
また今作はジョブが複数あり、その中から2つのジョブをセットして戦闘中に切り替えて戦うことが出来ます。
ジョブごとに使用できる武器は決まっており、ジョブのセットはバトルセッティングでいつでも変更できるので、FFおなじみのナイト、侍、黒魔導士などのジョブを気軽にたくさんの戦闘スタイルで楽しめます。
育成システムがシンプル
本作はキャラクター自体にレベルは無く、ジョブレベルを上げたり装備を強くしたりしてキャラクターを強化していきます。
仁王やダークソウルのようにソウルやアムリタのようなものためてステータスを振り分けるといったようなシステムでなありません。
ジョブレベルはバトルで経験値を得ることで戦闘中にセットしているジョブのレベルが上がっていき、たまったポイントでアビリティを覚えるといういたってシンプルなFF方式です。
そして経験値は敵を倒した時点でジョブに反映されるのでゲームオーバーになってもロストになりません。
そんな特別なことじゃないんですけど
ソウルシリーズをやりすぎたせいでこれだけでかなり良心的に思えてしまう。
なので敵を倒せば倒すほどちゃんとレベルは上がっていきます。
複数のジョブレベルを上げていくことで上位のジョブを開放することが出来ます。
武器や防具にもレベルが設定されていて、レベルが高い装備の方が基本性能は高いのですが、装備品ごとに効果がくっついています。
また同じ名前の装備でもジョブ適性のようなものが付いている装備もあり、これが高い装備をつけて数値を上げることで様々な効果が得られるようになっています。
武器の右側にジョブのアイコンと%があります。
対応しているジョブで装備してこの適性を上げていくと適性ボーナスが付きます。
装備品収集が止まらない
仁王と同じく敵が武器も防具もボロボロ落とします。
一体倒しただけでコインロッカーが一つパンパンになるくらい落とします。
育成システムの項目で書いた通り、同じ武器や防具でもジョブ適性が付いている装備があるので装備集めが非常に癖になります。
これは仁王シリーズの楽しいところをしっかりと受け継いでいますね。
バトルの面白さと装備集めの中毒性でコントローラーが手放せなくなってました。
残念な点
オリジナリティは薄い
面白いのは間違いないんですけど
「このゲーム独自のものは何?」と聞かれたらあまり思い浮かびません。
決して仁王のコンパチではないのですが、バトルや育成などのシステムを見てみると比較対象のゲームが結構出てきちゃうんですよね。
なので人によってはそれらのゲームとどうしても比べられてしまって評価を落としている部分もあるのかなと感じます。
ただ尖った部分が少なく、かなり手に取りやすいゲームだと思います。
グラフィックが粗い※アップデート1.03にて改善
僕はPS4proでプレイしているんですけど
ステージ攻略中のグラフィックが結構粗いです。
ムービーシーンや装備画面のキャラクターは綺麗です。
僕自身グラフィックは全然詳しくないしテクスチャがどうとかモデリングがどうとかはわからなくてそれなりなら全然楽しめちゃうんですけど、
なんかぼやけて見えるというか、くっきりとしてないんです。
アップデート1.03にてかなり改善されました。
こちらがアップデート前です。
こちらがアップデート後です。
動画だとわかりづらいかもしれませんが、ぼやけた感じが無くなり以前よりくっきりと映るようになりました。
まとめ
グラフィックは一部粗いですけど思っていたよりずっと面白いゲームです。
面白いがゆえに、外伝とはいえFINAL FANTASYの名を冠しているのであればダンジョンなどをもっと大きな規模でプレイしたかったと思います。
今回はエルデンリングとHorizonという大作と発売時期がモロに被ってしまい、光の戦士なのにもかかわらず影に隠れる形となってしまいましたが、
思い出補正もあるかもしれないですけど、本来FINAL FANTASYって外伝だとしても決してエルデンリングやHorizonの影に隠れるようなタイトルではないと思うんですよ。
実際プレイしてみて面白いですし、プレイヤーにも親切な作りになっていてARPGが好きであれば受け入れやすいゲームだと感じました。
体験版も配信されているので気になっている方は是非手に取ってプレイしてほしいと思います。
FFの外伝といえば
聖剣伝説をこういうシステムで出せばいいんじゃね?
以上が「STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN」をプレイした感想です。
最後まで読んでくださった方々、誠にありがとうございました。